自転は加速している

大学生のお勉強用

戦時計画経済

WW1時、交戦各国は総力戦を続けるため国民経済を組織化した。その際の、軍需物資を増強し、効率的に兵士と物資を前線に送るための体制を戦時計画経済という。

戦争によって、自由放任の資本主義から計画的な組織化に移行した

 

各国の戦時計画経済を見ていくと。。。

・ドイツ

陸軍省に設置された「戦時原料局」を中心に、金属・化学・繊維なその産業部門は個別に「戦時経済会社」を設置

→在庫の一元的管理、輸出入の管理、原材料の配分など統制が可能に

…19c末からカルテル化や企業集中が進行していたので組織化が容易に進んだ

 

・イギリス

1915年マッケナ関税法…自動車、時計、楽器などに高関税を課し、資源の効率的配分を意図

1916年軍需法…賃金統制、労働力移動規制、民間企業の利潤制限、企業間競争の排除が進行

 

また、イギリスは海運業の覇権を活かして、連合国全体の船舶配分や管理、護送船団方式の物資輸送も行った