自転は加速している

大学生のお勉強用

有用な知識

「有用な知識(useful knowledge)」とは、J.モキアが展開する西欧世界の特有性についての議論である。

彼は19cの工業化に先立つ、啓蒙時代の知的世界の大きな変化を重視した。

つまり、大学・出版業・職業的科学などの様々な制度を含む社会的ネットワークが整ったことで、「知識」が社会に単に存在するだけでなく実際に用いられるようになった。そしてそのことは、西欧の特異点だと主張した。