経済的後進性仮説
A.ガーシェンクロンが唱えた、後発国の工業化の過程における歴史的特殊性に関する仮説。
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この本の中で、以下の7点を後発国の特徴として挙げている。
1、後進国の工業化の速度は一般に先進国のそれよりも早い
2、後進国では、工業化の初期段階から大規模な重工業が導入され工業全体の成長をリードする
3、産業経営がはやくから大規模な形態で出現し、特定企業・団体による独占形成も早期から起こる
4、住民の消費水準はより抑圧される
5、工業化を推し進めるイデオロギーないし理念が、イギリス的合理主義や経済主義ではなく、ナショナリズムや社会主義である
6、農業の役割がより小さい
7、資本を供給し工業化を促進するための特別な制度・組織の役割が大きい